洗剤などの危険な成分
ヨーロッパを中心に27カ国が加盟する欧州連合(EU)に続いて、アメリカ食品医薬品局(FDA)が殺菌剤販売禁止にした19種類の一部をご紹介します。
・トリクロサン
・トリクロカルバン
・ヘキサクロロフェン
・フルオロサラン
・ヘキシルレゾルシノール
・フェノール
・塩化メチルベンゼトニウム
など
シャンプーや洗剤をお求めの際に成分を調べてみてください。日本でも厚生労働省から各メーカーに対し、これらの成分を含まない代替品へ切り替えるよう通知したと2016年9月30日の毎日新聞で発表されていました。
↓毎日新聞の記事(2016年9月30)
https://mainichi.jp/articles/20161001/k00/00m/040/055000c
<記事内容の一部抜粋>
厚生労働省は30日、都道府県に対して、「トリクロサン」や「トリクロカルバン」など19種類の抗菌成分を含むせっけんを製造販売する業者に、これらの成分を含まない代替品へ切り替えることを周知するよう求める通知を出した。米食品医薬品局(FDA)が9月、同じ19成分を含む抗菌せっけんについて「通常の製品より抗菌効果があるとの根拠がない」と販売を禁止していた。
FDAの発表後、日本の業界団体が代替品への切り替えを進めており、厚労省もこれに対応したという。
↓関連記事
↓【アメリカ】連邦政府、トリクロサン、トリクロカルバン含む薬用石鹸・洗剤の販売を禁止
https://sustainablejapan.jp/2016/09/29/triclosan-and-triclocarban/23668
このアメリカでの措置は、メーカーに殺菌効果のある石鹸と通常の石鹸を比べて効果の違いを明確に報告するよう指示を出しましたが、どのメーカーからも回答がなかったことから殺菌剤販売禁止に踏み切ったそうです。つまり抗菌は、売るための宣伝文句で普通の石鹸で洗うのとなんら変わりなく、逆に科学物質を使い続けることで下記のような悪影響が明らかになってきています。
○特に危険なトリクロサン(ウィキペデアより)
トトリクロサン含有の製品は40年も前から市販され、2,000種以上もの石鹸の他に、歯磨き粉や掃除用洗剤、プラスチック製品や化粧品などにも使用されています。動物研究では、トリクロサンが甲状腺や男性・女性ホルモンに影響を与えている可能性や、一般的な抗生物質に対する薬剤耐性を強化してしまう(つまり薬が効かなくなる)可能性が指摘されているのです。また、免疫系に打撃を与えるリスクもあります。韓国で加湿器に入れる除菌剤が原因で、多くの死者を出したことは記憶に新しいですね。尚、トリクロサンの代替成分で今回は、禁止されなかった塩化ペンザルコニウムはファ◯リーズにも使われていて、胎児や赤ちゃんへの有害影響を示唆するデータが出ている成分です。ご注意ください。