母と子の心の交わり
子どもの荒れた現状に警告を鳴らす評論家の芹沢俊介さんは「授乳中も携帯電話のメールに熱中するような“空洞化”した母親が増えた。『死ぬ』『殺す』と叫ぶ幼児が目立つのも、こうした『いるのに、いない』親の影響が大きいと著書の中で述べています。

子「ねえ、お母さん」
母「待って!」
こんな会話があった後、必ず「おまたせ」とお子さんの話を聞いていますか?
子どもは、お母さんの用事が済むまで待つことができていますか?
待てる状態を日ごろから作るのは簡単なのです。
「待ってくれてありがとう」と、時間が出来たら話を聞いてあげることを少し繰り返すだけで、子どもはきちんと待てるようになります。
もし、お子さんが自分の思いを通すまで泣き止まなかったり、待てずにどんどん話を進めたりしているのなら、きっとそのお子さんにとっての「待って」は「忙しいから話しかけないで」と響いているのかもしれません。