「しつけは教育の根幹である」
「子どもは理由をあげず厳しくしつけるべきである。しつけをおろそかにすると、生意気とこまっしゃくれが芽を吹き出す」
と、200年程前のドイツの哲学者ヘーゲルが言ったそうです。
そのお話を伺ったのは今から20年程前でしょうか、当時鈴鹿国際大学名誉学長であった勝田吉太郎先生と教育についての対談をした時でした。
それまでは、理由をあげないと相手は納得しないと、どこかで思っていたので、目からうろこが落ちると同時に、非常に腑に落ちたお話でした。
以下そのお話の内容の一部抜粋
幼児教育が重要な時期は3、4才から小学校高学年になるまでで、近隣の人々の指導、教育、社会(コミュニティー)にも深く関係します。
躾という字はわが国で出来た国字です。「身を美しく」という礼儀作法、身の振る舞いに対する日本人の美的感覚の意味がにじみ出ています。
そういう意味での躾というのは何でもかんでも保育園、幼稚園また小学校の先生にまかせれけばいいというものではなく、家庭教育の中で、母親、父親がしっかり施していくことが最も重要なのです。