「亥の子祭り」はその年に収穫した藁で、うり坊(イノシシの子ども)に見立てた「亥の子」を作り、子どもたちが“地面をたたいて土地の神様をおこす”という野登地区に古くから伝わる風習です。
この「亥の子祭り」は、もともとは中国の無病息災を祝う「亥の子の祝い」の儀式が発祥とされており、平安時代に日本に伝わり宮中行事として行われていました。
その後、収穫の時期とイノシシの多産が結びつき子孫繁栄を祈って、庶民の間や農村でもこの行事が行われるようになったと言われています。
また、江戸時代になると寒くなり始める亥の子の日を目安に、炬燵や火鉢を出して「炉開き」が行われていたそうで、野登ルンビニ園でもこの頃から、土を温めるタイプの床暖房のスイッチを入れ始めます。