2回にわたって「自立」について考えましたが、今回は「自律」についてお話をしようと思います。
自律とは、文字の通り自分を律すること。
自立すると自分の気持ちや、衣服の着脱や排泄をコントロールできるようになって、世話される自分ではなくなり、自律の方向へと向かいます。
ドイツの発達心理学者エリクソンの子ども時代の発達の課題によれば、1才半から4才くらいまでは、「自律性」対「恥・疑惑」という発達課題の中で、意思と自己抑制能力を獲得する時期なのだそうです。
自由奔放はいいのですが、自律を教えられずに育ってしまうと、見た目は活発ですが、実はやりたいほうだい、わがままな行動が許されているだけの子どもだということになります。