ニュースで感染者を確認してから出勤するのが日課になってしまった日々に、うんざりの毎日ですが、悲観ばかりはしていられません。
「コロナになって大変だけど、これだけは本当によかったね」と職員間で言い合っていることをご紹介したいと思います。
ニュースで感染者を確認してから出勤するのが日課になってしまった日々に、うんざりの毎日ですが、悲観ばかりはしていられません。
「コロナになって大変だけど、これだけは本当によかったね」と職員間で言い合っていることをご紹介したいと思います。
大きいクラスの子どもたちは、基本的に自分のことは自分しますので、登園したらすべての荷物や布団も自分たちで持っていきます。
1才2才の頃は、親子で登園すると、保育室の中のその子専用の引き出しにおむつや着替えを入れたり、コップやループタオルをかけたりと、朝の準備を保護者にして頂いていました。
朝がゆっくりでもかまわないお母さんには、時間の許す限りお子さんを見守っていただいていましたが、コロナ以後園舎への立ち入りを制限したため、それらがすべて出来なくなりました。
乳児さんたちも、以前からおむつや着替えを入れたかごを棚に戻したり、脱いだおむつを捨てたり、ということは自分でしていました。
コロナ後は、朝の準備をすべて自分で出来るようになるまで見守りました。
もちろん、初めは一緒にやったり促したりしますが、そのうち自分で出来てくると最後まで見守ります。
するとリュックのファスナーを閉めて自分のロッカーにかけるというところまで出来るようになりました。
一人ひとり順番に登園するので時間が十分あり、「自分でやってみよう」と促すと子どもたちがやり始め、「上手だね!」と誉めてもらえるのでさらにやる気が出てくるという好循環で、最近定着してきたのです。
※写真は0才児クラスの満1才半を過ぎた頃のSちゃん
「コロナ対策をしなければ、ここまで見守れなかったね。それだけは本当に良かった」
担任たちが口々に言います。
子どもの可能性の芽を摘んでいるのは案外大人たちなのかもしれませんね。
わからないと言ってきたときに教えたり、子ども自身が手を出した時止めずに見守れば出来るようになることは本当に多いのです。
お母さん、忙しさのあまり子どもを待たせて自分でやってしまっていませんか?
失敗しても大丈夫な小さなことからどんどん任せてみてはいかがですか?
子どもが自分でやり始めると、怒ることが減ったり、こんなにゆったり出来るのかときっと驚かれると思いますよ。
2021.7.21